【地政学】サウジアラビアとアメリカ・ロシアの関係性を知る
【本・著者】奥山真司:サクッとわかる ビジネス教養 地政学
【概要】結論を述べると、サウジアラビアとアメリカ・ロシアとの関係は良いが、隣国イランとの関係がかなり悪い。ということである。図引用:朝日新聞デジタル
サウジアラビアはアラビア半島の広範囲を占める国で石油産出国あり、石油開発当初よりアメリカと協力している。国の名前の由来はサワード王家が支配するアラビアという意味であり、イスラム教スンニ派の国である。隣国のイラン(イスラム教シーア派)とは、宗教的な対立があり2016年より国交断絶している。ロシアとは、共に資源輸出国として石油価格の安定のため良い関係である。
【感想】サウジアラビアは、イランとは地理的に争いやすい隣国である点、宗教上の対立関係より、イランの反米関係に対して親米国家となりアメリカと協力することで貿易や防衛面でメリットがあるのではないかと考える。石油価格安定の為にロシアと協力することは、アメリカとしてはどのように考えているのだろうか。リムランドでは、ランドパワーのロシアとシーパワーのアメリカの対立がよく見られている。これも一例である。