Forget about it

1990年山口県産の32歳。北関東の医療系大学を卒業後、理学療法士として広島の回復期リハ病院で6年間勤務。その後、青年海外協力隊に参加2018.10~2020.3までベトナム・ハノイで活動していました。帰国後は、キャリア変更して国内でベトナム語の通訳関係の仕事をしている。

疲弊してる原因はなんだ!?

なぜこんなにエネルギーが湧いて来ないのか、自分の根気が足りないだけなのか。そんなことをぼんやり考えてたら、面白い記事を発見しました。以下の引用は、著者『嫌われる勇気』で有名な心理学者のアドラーが提唱した海外生活、異文化適応の5段階を示したもの。

①移住期

 渡航してすぐの段階で、すべてが目新しく、好奇心を刺激します。極度の緊張・高揚状態にあり、無我夢中で毎日を送るため、ストレスを感じている暇もない場合も多いです。

②不満期

 移住期が一段落すると、はじめはあまり感じなかった新しい環境の欠点が目に付きはじめます。日本と比較して劣っていると感じたり、海外でできることのリミットを感じて落ち込む時期です。イライラ、怒り、不安、焦り抑うつを感じやすく、心身の不調にもっとも悩まされやすい危機的な時期と言われます。

③諦観期

 海外の生活をあきらめをもって受容しはじめる時期。不満が完全になくなったわけではないですが、当地のもろもろを受け入れつつ、自分の落ち着きどころを探し始めます。ここからが本格的な適応のはじまりと見なされます。

④適応期

 海外に違和感なく溶け込んでいる時期。生活や気持ちの基盤が移住先にでき、移住先にがんばって自分を合わせるのではなく、自分の人生を歩んでいる感覚をもつことができます。

⑤望郷期

 適応期を経て、ふとしたきっかけで日本へのノスタルジーが強く出てくる時期。長期移住者に多いといわれます。現地語にも現地の生活にも支障はないけれど、帰国しようかと考えたり、どうしても日本のものでないと受け付けなくなることもあります。

 

これを自分に当てはめると、以前ほど全てが嫌に見えてしまうことも少なくなり、マナーや習慣、考え方の違いも、まぁこんな感じだよな。と思えるようになってる点から②不満期と③諦観期(受容期)の移行期なんじゃないかなと思います。きっと多くの同期隊員が同じ気持ちの中で頑張ってるんだと思い、自分も気持ちを落ち着かせて活動しようと思います。とても大事な事を気づかせてくれたアドラーに感謝ですね!

ベトナムの本質について書かれている記事をみつけました。http://notonicle.com/?p=1199 うまくまとまっています。